世界で最初-POHOKURAプロジェクト

SALはTechnip社より特別な輸送コンセプトに基づく420トンの鋼鉄ジャケットとオフショア油井用プラットフォームの設計と実輸送の仕事を引き受けました。

ニュー ジーランド沖のタラナキ流域でのジャケットとプラットフォーム の取り付けは輸送全体の分析とオフショアでの作業手順が必要となる複合的な仕事でした。このため、SALはTechnip社との協力下で積み込み処理の過 程で長さ56メートルの鋼鉄ジャケットを常に地上から1メートルの距離を保ちつつ同構造物を回転させる技術手法を開発しました。これは世界最初のことで複 雑な構造物は水平から垂直の位置に回転して、ハッチから上に42メートルの高さでSALの本船MV Annegret上に積まれました。

この航海では幾つか非常に危険な海洋を通過するため18ノットに減速、7日間を要し、同時にドイツ・ロイド船級協会が定めた非常に厳しい安全基準を 十分に満たすように行われました。さらに慎重を期するために、その航海は気象条件の変化をヒューストン気象局衛星により常時監視しながら行われました。


こ の鋼鉄ジャケットの安全輸送という挑戦に向けて海上の様子やうねり、海洋での風や潮流パターン、或いは最も安定した航海ルートの 選択についての分析と予測が行われました。こうした仕事を行うにはエンジニア、技術研究者や海上乗組員を含む高度な経験と専門性を持つ科学チームがあって こそ初めて可能となります。幸いにしてSALはきわめて広範囲の重量物輸送の経験を持つ船長を含み、こうしたチームを持つ幸運に恵まれています。

船 長 Hajo Bäker, 重量物船長
オフショア積荷総監督

 

バージを使用する従来の海上輸送に比べて SALの本船MV Annegretでは平均速度が3倍であり、結果、貨物に与える負担が少なく、耐年数が約10年は延びることになります。
そ の構造物のオフショアでの揚げ荷作業のため、MV Annegretはリグを立上げ、設置場所から僅か4メートルしか離れていない場所に係留され、そこから海底に向けてジャケットが下ろされました。以前な ら同じ作業はバージだけで行われています。初めてとなるこの手順の正しさを確かなものにするため、ドイツ船級協会とオランダの海事研究所MARINが係留 綱の膨張度合いの予測シミュレーションモデルを含む係留の動作分析を行いました。

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